
青果流通に特化した週刊専門紙
最新号(8月31日付)より
- 青森りんご 今年は期待 前年産比 1割増予想 系統、商協連が大会 弘前市内で
- 青森県弘前市では8月下旬、今年産(2026年8月~27年7月)の「りんご大会」が各地で開かれ全国から100社以上の青果卸が出席した。過去3か年は雪害などで収穫量は40万㌧割れとなり、今年産も4年連続の40万㌧割れが予想されているものの、着果量が確保されていることや果実肥大が順調で、前年産を3万5900㌧(10%)上回る38万7300㌧の見込みだ(8月7日時点)。品種別では主力のふじが22万1800㌧で23年産(18万1400㌧)を22%上回り、全体の57%を占める(注…24・25年産は品種別の調査なし)。生産者の高齢化や労働力不足による栽培面積の減少や、激しい気象変動の被害、生産コストの増大などが続くものの、県の主力産業であるりんご業界の活性化をめざす。
- 加工・業務用野菜 国産シェア奪還が後退 25年度はマイナス36万㌧
- 農水省の食料・農業・農村政策審議会企画部会(部会長=中嶋康博・日本栄養大学栄養学部教授)の第128回会合が開かれ、食料・農業・農村基本計画で定める目標・KPI(中間目標)の検証などが行われた。そのうち加工・業務用原料野菜における輸入品からの国産シェア奪還(国産切替量)については、2025年度は前年度比でマイナス36万㌧となり、輸入品のシェアが増大した。国産生産が減少したため。政府は30年度の国産切替量目標を32万㌧としているが、近年の生産減少を打破する強化策が必須だ。
- 好きな野菜 トマト人気に変化 「エダマメ」初のトップ3入り タキイ種苗調査
- タキイ種苗(京都市下京区)は、8月31日の「野菜の日」を前に、消費者の野菜に関する意識調査の結果を発表した。今年で18回目となる同調査は、6月上旬に全国の20~69歳の男女600人を対象に行われた。恒例の「好きな野菜」ランキングでは、トップ3の常連だったトマトを抜き、エダマメが3位となった。トマトは24年が1位、25年は2位、26年は4位と徐々に順位を落としている。一方、3位のエダマメは、24年の7位、25年の4位から順位を上げ、今回初めてトップ3入りを果たした。
- ロック・フィールド 市場領域拡大で成長へ 農産品は年間200品目使用
- 「RF1」(アール・エフ・ワン)をはじめとする惣菜の製造・販売大手ロック・フィールド(古塚孝志社長、神戸市東灘区、2026年4月期の売上高510億96百万円)では、さらなる成長拡大に向けて新たな市場領域の拡大を推進している。冷凍食品ブランドの展開、オンラインショップやデリバリー・ケータリングなどのほか、昨年にはサラダの新ブランド「Umi&Yama Kitchen」(海と山キッチン)を立ち上げた。これらの取組みで顧客接点を増やし、売上拡大とともに、多様な食文化を次世代につないでいく。原料となる農産品は年間で約200品目を使用。調達は、JAや生産者を中心とする契約取引とともに、卸売市場も活用する。
- イチゴ3色 品種開発 「高速育種技術」で 収量、輸送性など強み CULTA
- 農業スタートアップのCULTA(カルタ、東京都小金井市)は、自社開発のイチゴ3品種について、農水省への品種登録出願が受理されたと発表した。いずれも高い食味や収量性に加え、果実表面の硬さによる輸送適性を備える。昨年に受理された第1号品種とともに、数年間にわたる審査(特性調査等)を経て、正式登録される見通し。品種開発では、AIや人工環境を活用した独自の高速育種技術により、一般的に10年程度を要するところを2年で成功させた。遺伝的に遠い品種を掛け合わせることで、既存品種の延長線上にとどまらない特性を生み出す「品種のメジャーアップデート」に取組んでいる。3品種の果皮はそれぞれ赤、白、桃色で、ギフトやプレミアム市場での需要も見据える。
- ほめられかぼちゃ 使用の菓子10品発売 全国の無印良品で
- 「無印良品」を展開する良品計画(東京都文京区)は、「ほめられかぼちゃ」を使用した菓子10品を全国の無印良品の店舗およびネットストアにて季節限定で順次発売する。「ほめられかぼちゃ」は、エム・ヴイ・エム商事(神戸市中央区)が展開するブランド。糖度・水分値を一定基準で選別したもので、甘みが強く、ほくほくとした食感が特長だ。エム・ヴイ・エム商事とJA全農で生産振興に取組んでいる。
- 26年上半期の農林水産物輸出額 9千億円に迫る 過去最高を更新
- 農水省は、2026年上半期(1月~6月)の農林水産物・食品の輸出額が前年同期比10.9%増の8977億円となったことを発表した。過去最高を記録した昨年(8097億円)を上回り、9000億円に迫る。内訳は、農産物が5674億円(前年同期比8.5%増)、林産物が394億円(6.2%増)、水産物が2384億円(19.5%増)。
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