
青果流通に特化した週刊専門紙
最新号(9月25日付)より
- 条例改正後の取引 大きな変化みられず 東京都中央卸売市場
- 東京都中央卸売市場では取引業務運営協議会を行い、報告事項として2020年6月の改正卸売市場法に連動した同市場条例改正後の取引状況を示した。それによると22年度の卸売金額に占める第三者販売の割合は、21年度に一時的に高まった青果部では低下し、改正前とほぼ同水準となっている。一方、仲卸の直荷引き(卸売金額との比較)も青果部で若干高まっているものの、全体では極端な変動はない。法改正・条例改正前から必要に応じて一定割合行われ定着しているためとみられる。
- 松戸大栄青果 低温化で品質管理 働き方改革の推進も
- 温暖化が進み青果物流通ではコールドチェーンが必須となっている。とくに夏場は商品の品質管理だけでなく、勤務者の体調管理のうえでも重要だ。千葉県柏市公設地方卸売市場の青果仲卸である松戸大栄青果(中根俊介社長)では、店舗前の荷捌場(130平方㍍)および立体駐車場1階のパック作業場(140平方㍍)を低温化した。店舗前は壁パネル可動式冷蔵庫、パック作業場は電動アコーディオンカーテン式冷蔵庫で、いずれも静岡冷工(平田繁雄社長、静岡市葵区)が施工。中根社長は「商品の品質管理とともに、パートさんが働きやすい環境も整備できた」としている。
- 農業開発研修センターが「農産物流通研究会」 卸売市場のあり方、産地戦略・課題も検討
- 「学会と現場の架け橋に―」。農業開発研修センターでは、JA京都ビルで2日間にわたり第54回「農産物流通研究会」を開催した。卸売市場流通のあり方・展開方向、さらに産地戦略と産地物流体制の課題を研修した。
- 東北での作付拡大めざせ 山形市場で品種見本市 11社の推奨品種が一堂に 青果育種研
- 青果卸売会社と種苗会社で組織する青果育種研究会(会長=岩澤均・東京千住青果社長)は、山形市公設地方卸売市場で「第165回品種見本市」(協力=山形丸果中央青果)を開催した。種苗会社11社が出展し、山形をはじめ東北エリアでの認知度や作付拡大をめざす品種をそれぞれPRした。
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