農経新聞

青果流通に特化した週刊専門紙

最新号(10月19日付)より

上半期青果卸 前年実績 若干割れ 経営悪化の懸念も 前年比最高は熊本大同青果
本紙調査による今年度上半期(4月~9月)の全国主要青果卸取扱高(消費税込み)がまとまった。調査対象51社・支社中、合計取扱金額で前年実績をクリアしたのは、半数強の26社・支社。最高は熊本大同青果の109%。取扱高規模による伸長率の差は、あまりみられない。開場日数が前年度より1日少ないこともあるが、東京都中央卸売市場の合計取扱金額平均は99%と若干のマイナスで、全体の平均でもほぼ同様。このまま推移すれば、4割近くが営業赤字となった昨年度の経営内容から、もう一段の悪化も懸念される。
奈良市場の再整備 大和ハウスJVが落札 31年度に新市場開業へ
1977年に開場した奈良県中央卸売市場(青果・水産)の再整備推進事業(市場エリア整備事業、現在地でのローリング方式)に、「Shinsen Market NARAプロジェクト共同企業体」(代表企業=大和ハウス工業、他=久米設計大阪支社、福本設計、ウエスコ奈良営業所、村本建設、矢作建設工業)が採択された。予定価格は400億8400万円(税込)。
ケンコーマヨネーズ 2027年春夏業務用新商品 「夏の長期化」に対応
ケンコーマヨネーズ(炭井孝志社長、東京本社=千代田区)は、2027年春夏向けの新商品として、ドレッシング類とサラダ・総菜類の計4品を11月2日に発売する。「食行動の変化に応え、新たな食シーンを共創する」をテーマに、「夏の長期化」やSNSを通じた「情報量の増加」への対応を図ったラインアップとなる。また、同社が業務用「ごぼうサラダ」を発売してから40周年にあたり、当時の味わいを再現した商品も併せて投入する。
デリカフーズグループのエフエスロジスティックス サプライセンター営業開始
デリカフーズホールディングス(大﨑善保社長、東京都足立区)は、連結子会社・エフエスロジスティックスが「三郷サプライセンター」(埼玉県三郷市)の営業を開始すると発表した。事業環境の変化を踏まえたもので、「成長エンジンとしての物流事業の拠点拡充を図るとともに、物流を切り口とした「食の総合ソリューション提供」の実現をめざす方針だ。
25年度自給率 カロリーベース 過去最低の37% コメ消費低下など影響し
農水省はわが国における昨年度の食料自給率が、カロリーベースで37%、生産額ベースでは66%と発表した。カロリーベースはコメの消費量の低下などが影響し、前年度より1㌽低下。37%は1993年度、2018年度、20年度にも記録しているが、小数点以下まで見ると、昨年度が最低となっている。
キユーピーとデリア食品 ジャガイモを抵抗性品種へ 「ゆめいころ」27年に全国展開
キユーピーとグループで総菜大手のデリア食品は先月、都内で報道関係者向けの「じゃがいもセミナー」を開催した。北海道で拡大する病害虫「ジャガイモシストセンチュウ」に抵抗性を持つ新品種「ゆめいころ」の活用と、普及への取組みを発表。デリア食品は2030年までに使用するジャガイモを全量、抵抗性品種に切替える方針を打出している。27年からは「ゆめいころ」を全国展開し、認知向上と消費拡大を図る。

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